●投資・資産運用を始めたきっかけ
資産運用・節税対策
●所有資産
不動産、投資信託、ETF、REIT、個別株、ゴールド(現物・投資信託)
●森田社長の最初の印象は?
義父からの紹介ということもあり安心感はありましたが、初めてお会いしたときもその印象は変わることなく、「この人ならば信用できる」と思いました。
森田:村松さんはお父さまの医院を継承されましたが、初めてお会いした時は大学病院の診療責任者でおられました。
すでに複数の投資用物件を所有されているとのことでしたので、まずは運用を通じて考えておられること、感じておられることなどをお伺いし、その中で私が役立てることがあればご提案させていただこうと考えておりました。
最初はどのようなきっかけで資産運用を始められたのでしょうか?
村松: 約7年前にマンションの区分投資(※賃貸付マンションの1室を購入して運用する投資方法)を始めました。当初は特に儲けようという意識はなく、投資不動産会社に勧められて「なんとなく」始めた程度でした。本格的に資産運用を考えるようになったのは、森田さんと出会ってからです。
私たち医師には投資を持ちかける色々な会社からの勧誘電話が頻繁にかかってきますが、診療中の強引な営業には辟易していました。しかし森田さんは義父からの紹介ということもあり、お会いした時の誠実なお人柄で「この人ならば信用できる」と思いました。
「儲かりますよ」とアプローチしてくるところが多い中、森田さんは「高額な税金を抑える“節税手段”としての不動産投資」という堅実な切り口でご提案をしてくださいました。
森田: ありがとうございます。所得が高くなるほど税率も高くなる日本の累進課税制度では、収入の多い医師ほど税負担が重くなってしまいますからね。
特に給与所得者である勤務医の先生方は、原則として必要経費を計上できません。しかし、不動産投資を始めることで減価償却費(※建物の価値が年々下がることを経費として計上できる仕組み)や固定資産税を経費計上できれば、節税制度の恩恵を受けることが可能になります。
村松:おっしゃる通りです。私は18年間勤務医として働いていましたが、「毎日必死で働いているのに税金ばかり増えて手元に何も残らない。いったい何のために働いているのか……」と感じていました。
しかし、森田さんとお取引をするようになって状況は大きく変わりましたね。
それまでは年収の約30%が税金として消えていました。それが森田さんが率いる税理士チームから税務に関するアドバイスをいただいたことで、資産運用を通じて実質的な税負担を大幅に軽減できました。
本当に感謝しています。
森田: 村松さんの投資戦略で特徴的なのは、不動産投資による節税で確保したお金を金融商品に展開されている点ですね。
村松:不動産投資は「短期間で利益がどんどん出る」というものではなく、節税制度を利用することで最終的に手元に残るお金を増やす選択肢だと考えています。加えてこの手法は長期投資が前提になっています。
だからもう少し短いスパンで回転させることができ、税率も抑えられる金融商品の活用を考えたのです。イメージとしては「お金にお金を稼がせる」循環システムですね。
森田: 具体的にはどのような金融商品に投資されているのでしょうか?
村松: まず基本となるのが専門家が複数の株式や債券に分散投資してくれる投資信託です。複数のファンドに分散投資することで、リスクを抑えながら長期的な成長を目指しています。
ETF(上場投資信託)も活用しています。特に海外ETFは日本では投資しにくい市場にもアクセスできるので重宝しています。
REIT(不動産投資信託)にも投資していますが、これは実物不動産とは異なる値動きをするので、分散効果が期待できます。
森田: 個別株投資についてはいかがですか?
村松: 個別株は基本的には長期投資を心がけていますが、一部でスイングトレード(※数日から数週間で売買を繰り返す投資手法)も取り入れて利益を確定しています。
私の場合はネット証券で自分で運用していますが、やはり森田さんのように迷った時に相談できる専門家がいるというのは安心感が違います。
森田: 村松さんのこの戦略は、医師という職業の特性を非常によく活かしたアプローチだと思います。高収入かつ安定収入である医師は、不動産投資の融資審査において非常に有利な立場にあります。
この優位性を活かして不動産投資で節税基盤を築き、さらにその効果で得た資金を機動性の高い金融商品に展開する。
この「二段階戦略」の優れている点は、不動産投資の安定性・節税効果と、金融商品の流動性・成長性という、それぞれの長所を組み合わせ、一つの投資手法だけでは得られない相乗効果を生み出しています。
ただし、どちらも専門的な知識が必要な分野ですから、村松さんがおっしゃる通り、信頼できる専門家のサポートを受けながら進めることが成功の鍵になると思います。
森田: 投資を続けられる中で、失敗や学びはありましたか?
村松: 実は一時期、資産の一部をビットコインなどの暗号通貨に投資していました。しかし税制改革で雑所得扱いされることになり、給与所得と合算されて高い税率がかかるようになったため、今はあまり動かしていません。
この経験から、税制の変化にも注意を払う必要があることを学びました。
森田: そうした経験を踏まえて、現在はどのような分散戦略を取られていますか?
村松: 世界情勢の不安定性も考慮して、ゴールドの現物保有と投資信託を通じたゴールドへの間接投資も始めました。ゴールドは株式や不動産とは異なる値動きをするので、ポートフォリオ全体の安定感が向上しましたね。
株式投資をやると、世界や社会の動きに注意を払うようになり、興味の幅が広がって楽しいのですが、不動産と異なりいきなり価値が激減することもあるので、そのリスクは常に意識しています。
森田: バランスの取れたポートフォリオ構築を心がけられているのですね。
村松: そうですね。重要なのは一つの投資対象に偏らず、それぞれの特性を理解して組み合わせることだと思います。不動産は安定性と節税効果、金融商品は流動性と成長性といった具合に、それぞれの強みを活かした運用を心がけています。
森田: 村松さんの暗号通貨の経験は非常に教訓的ですね。新しい投資商品の税制面での取り扱いを十分理解せずに投資してしまうケースは少なくありません。特に医師のような高収入の方が雑所得扱いの商品に投資すると、累進課税により非常に高い税率が適用されてしまいます。
また、ゴールドを組み入れた分散投資も理にかなったアプローチです。株式、不動産、金はそれぞれ異なる経済局面で強さを発揮するため、おっしゃる通り、組み合わせることでポートフォリオ全体の安定性を高められます。
ただし、忙しい医師の方にとって村松さんのように、税制の変化をきちんと把握したり、バランスの取れたポートフォリオを設計したりするのは、正直なところかなり難易度が高い作業です。
だからこそ、ぜひ信頼できる専門家を見つけて、サポートを受けながら資産運用に取り組んでいただきたいと思います。
森田: 投資を始められてから、何か変化はありましたか?
村松: 今までは大学病院での研究と臨床に忙しく、お金のことを深く考える機会がありませんでした。しかし投資を始めてからは、税金制度の勉強や経済情勢への関心など、マネーリテラシーが大幅に向上したと思います。
特に金融商品投資を通じて、世界経済や企業の動向に関心を持つようになり、日々のニュースの見方も変わりました。投資は単なるお金儲けではなく、社会や経済を学ぶ手段でもあることを実感しています。
森田:今後の展望やビジョンがありましたら、お聞かせください。
村松:大きく2つあります。一つはもっと色々なことを森田さんから学ぶことですね。
森田さんは本当にアイデアマンで、不動産だけでなく金融商品についても様々な提案をしていただけます。特に税務面での最適化や、新しい投資商品の情報など、一人では得られない知識を教えていただけるので、お会いするのがいつも楽しみです。
自分で投資判断をする際も、専門家に相談できる安心感があることで、より積極的に挑戦できるようになりました。
森田:ありがとうございます。お客さまのご要望に単に応えているだけでは、企業として淘汰されてしまいますから。
私たちの存在意義はお客さまの満足度を高めるために、常に思考を回転させ、変わりゆく社会を予測し、ノウハウや情報をスピーディーに提供していくことだと確信しています。
そこで少しでも有益な情報を一人でも多くのお客さまにお伝えするため、「オンラインサロン」を限定的に実施したいと考えています。
村松さん:オンラインサロンは忙しい医師にはありがたいです。興味はあるものの、その一方で警戒心もあり、怪しい人とは関わりたくないと思っているところがありますからね。森田さんのように誠意ある志を持たれている、信頼できる方のお話ならば、ぜひ聞いてみたいと考える人は大勢いると思いますね。
森田:もう一つの展望はどんなものでしょうか?
村松さん:大切な家族に有効に資産を残すことです。
不動産投資によって長期的な資産を作っておけば、将来の不安を軽減できますし、子どもたちに残すことができる有形の資産を築いていけます。特に不動産の形で資産を保有していれば、遺産相続の際にも評価額の圧縮効果が期待できますからね。
また、金融商品についても、NISA(※少額投資非課税制度)などの制度を活用しながら、次の世代にも引き継げる形で資産を築いていきたいと考えています。
ただ、相続や贈与については税制が複雑で、しかも時々改正されるので、これも森田さんのような専門家の知識なしには最適な対策は難しいでしょうね。
森田: 相続対策は確かに専門性が要求される分野ですね。不動産は相続税評価額が時価より低く算定されることが多いため、現金で保有するより相続税の負担を軽減できる可能性があります。
また、生前贈与の活用や、教育資金一括贈与の特例など、様々な制度を組み合わせることで、より効率的に次世代への資産移転を進めることができます。
村松さんのように長期的な視点で家族のことを考えながら資産形成に取り組まれている姿勢は、本当に素晴らしいと思います。私たちも、単に資産を増やすだけでなく、お客様の人生設計全体をサポートできるよう、継続的にお手伝いさせていただきたいと考えています。
本日は忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。
高収入だからこそ多くの税金を払う必要がある医師にとって、節税対策は大きな課題です。
不動産投資も金融商品投資も、それぞれ一長一短があります。重要なのは「お金にお金を稼がせる」という発想で、税務効率を考えながら複数の投資を組み合わせることです。
最初はどうしてもリスクの可能性に目がいくかもしれませんが、リスクを恐れて何もしなければ、馬車馬のように働かされ、税金だけ持っていかれておしまいですからね(笑)。
不安な方は、森田さんのような専門家にサポートしてもらえれば、不安な時、迷った時も自信を持って判断することができます。
大切な家族に資産を残すためにも、勇気をだして資産運用を始めてみられることをおすすめめします。
医師の皆さまには、ぜひ村松さんのように不動産投資を軸に置いた資産運用に挑戦していただきたいと思います。
なぜなら資産流動性が低く、時間の束縛も少ない不動産運用は、医師の皆様に最適な資産運用方法と言えるからです。
確かに、不動産の取得には高額な資金が必要ですが、村松さんのおっしゃる通り、ドクターは職業柄、金融機関での資金調達しやすく、手元資金を残したまま不動産を手に入れられます。
そのため、比較的容易に不動産を基盤とした「お金にお金を稼がせる」体制を整えていくことが可能なのです。
私たちは不動産投資に携わるプロとして、メリットデメリットについての理解を深めていただき、
お客様一人ひとりのニーズにあわせて、多角的な視点から考えた資産形成プランをご提案します。
不動産投資、運用、管理、売却については、ファンダメンタルズによる影響が常に市場など為替や情勢により変動します。
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