医師とAI

2022.06.29


みなさんこんにちは!

今回は「医師とAI」というテーマでお話しさせて頂きたいと思います。


前回、消える職業・消えない職業についてのランキングごご紹介させて頂きました。

そして、これからも残り続ける職業の特徴として「創造性や独創性が必要である」ということが挙げられました。

医師という職業は「消えない職業」としてランクインしています。

しかし、医師の仕事の中にもAIの方が得意になっていく可能性のあるものもあります。


東京大学医科学研究所が導入したIBM社製のAI、ワトソンは治療の成果が上がらない白血病患者に対して、「二次性白血病ではないか」という専門医でも難しい診断をわずか10分ほどで下したと報道されました。

このワトソンは医学論文を2000万件以上読み込んでいたといいますから、人間である医師がかなわないのは当然です。

AIは学習速度が人に比べて格段に速いうえ、疲れを知らないので、読影など診断の分野ではすでに人間を上回っているといわれています。

また、現在ではまだ難しい手術においても、将来的にはAIが人よりも優れた成果を残すようになるだろうと予想する専門家もいます。


こういった中で、今後の医師に求められるのは「進歩するテクノロジーを使いこなす能力」であるといえるでしょう。

言い換えると、革新技術を部品として使いこなす総合調整能力とも言えます。

例えば、診断と処方は医師が長年にわたって必死になって修練する専門技能であり、なかなかAIが代わることは難しそうですが、これをAIが助けてくれるなら、どのAIをどのように部品として効率的に使うかを考える力が重要になります。


人の命を預かるため責任が大きく、専用の機器を使った繊細で複雑な手作業が求められる医者の仕事は、完全機械化は現実的には難しいと言えます。

AIに診断されることに対する患者の心理的抵抗感も大きいため、人の手を完全に離れることは当面なさそうです。

そのため、膨大なデータを解析して治療計画を立てるなど、あくまで医者のサポート役としての活用が期待されます。

AIと人間の得意分野を上手く活用し合い、より良い社会の実現を目指したいですね。


本日も最後までご覧いただきまして有難うございました。


引き続き、何卒宜しくお願い申し上げます。

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