医師の「インセンティブ制度」とは

2022.06.22

みなさんこんにちは!

今回は、医師の「インセンティブ制度」というテーマでお話しさせて頂きたいと思います。


「インセンティブ制度」とは、従業員のモチベーション維持のために実績や出した結果に応じて報奨金を与える制度です。


近年、高齢患者の増加や地域格差による医師不足が問題となっています。

過酷な労働条件に耐えかね、離職や退職に追い込まれるケースが少なくないようです。

特に外科医においては、昇進し役職がついても給与は大して上がらないという現状があり、退職者の増加、さらには外科医の志望者数自体が減少しています。


こういった現状を問題視し、いち早く改革に取り組んだのが佐賀大学医学部附属病院でした。

2010年から日本の大学病院で初めてインセンティブ制度を導入し、「リスクを伴う手技」「時間外緊急診療」などの項目を設け、手術をした医師やそのサポートに当たる医療従事者に対し、数千円から数万円の報酬を設定しました。


この試みは「医療従事者の仕事を新たに評価する制度」として話題を呼び、これ以後職員の意識改革などを目的に、民間病院も含めさまざまな病院で取り入れられています。

筑波大学附属病院や千葉大学医学部附属病院などでもインセンティブ制度を導入し、高度な処置や手術を行った医師に対して手当てを与えるなどの取り組みを行っているようです。


また、実際にインセンティブ制度を取り入れた結果、職員の意識が向上し、仕事について積極的になったという報告があります。


仕事のモチベーションは金銭報酬ばかりではありませんが、やはり自分のスキルが評価されることは、モチベーションを高める大きな力になるようです。



本日も最後までご覧いただきまして有難うございました。


引き続き、何卒宜しくお願い申し上げます。

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